Taiwan Character

私が、初めて台湾を訪れたのは20年ほど前だ。2泊3日の短い旅だった。その時の印象は、私の子供の頃の東京を思い出させる、どこか懐かしく、人間味に溢れた街だった。孫がおじいちゃんの手を引いて、楽しそうに歩いていたり、鼻水を垂らしたままの子供がいたり、夕方、道端に長椅子を出し、ランニング姿のおじちゃん達がお茶を飲みながら、将棋を指していたりと、私が子供の頃に東京で見た風景がそこにはまだ残っていた。

台湾といえば、マンゴー、小籠包、101、故宮、足裏マッサージ、夜市などが有名だが、今、街中にマスコットキャラクター人形が急増している。

マスコットキャラクター人形は、世界でたった一つのキャラクター。企業、お店、地域またはイベントの為に、その企業精神や地域性、コンセプトを擬人化する。それは、文字よりも、早く、分かりやすく、覚えやすく、他と差別化できる看板であり、広告塔の役目を行う。

そして、無機質な企業やお店に、命を与え、顔を与え、私たちと感情を持って、繋がることができるコミュニケーションツールでもある。

日本でも、30、40年前の昭和時代、多くの店頭にマスコットキャラクターを見ることができた。不二家のペコちゃん、コルゲンコーワのケロちゃん、佐藤製薬のサトちゃんなど。今でも若干残ってはいるものの、大部分は時代ともに、店頭から消えていってしまった。台湾でも、その頃からマスコットキャラクターは存在していたが、今のように多くの店頭で見られるようになったのは、ここ数年のことだ。しかも、その容姿は、昔の日本のものとは異なり、より進化し、多様化し、個性的になっている。

私は、台湾に移住して10年が経つ。台湾は、近代化はしつつも、未だ20年前の印象とさほど変わらず、人間味溢れる元気な街だ。店頭マスコットキャラクターは、 私達の生活に身近で、親しみ易く、街をより楽しく、賑やかにしている。それは街に溶け込み、台湾の日常風景の一部となり、いまや台灣文化のひとつになっている。

台湾キャラクターは、懐かしさと新しさと人間味が融合した台湾そのものである。

 

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目前在台灣吉祥物日益增加,就連購物中心、地下鐵,甚至公共廁所,街頭巷尾隨處可見。而吉祥物的種類、樣貌、形態可說五花八門,包含療癒類型、可愛造型、醜怪造型、趣味造型等等。其中特別是擺放在商家門口的吉祥物,特別貼近我們的生活,易於接近,也各有特色,因而使街道增添不少趣味。

同時它們也融入街景,成為台灣日常風景的一部分,變成台灣特有文化之一。